クラリッサの肌(?)の感触ってどんな感じなんだろう?気持ち良いじゅうたんのような手触りなんだろうか、それとも磨き上げられたぴかぴかの床のようなんだろうか…いずれにしても乗ってみたい(笑)葉脈のシートベルトってどんなんなんだろう、操縦は上手なんだろうか、と気持ちよさそうな空の旅に思いをはせた。それから、子供たちの朝食!銀の星のフレークの味が気になって気になって、何度も読み返して想像の世界に入り込んでしまった。久しぶりに子供に戻ったような感覚を味わった。
子供たちに地球の環境問題は難しいことだろうか?南の島の海の色と、大都市近くの海の色が違うこと、空の色、星の数が違うことに気づかないだろうか?あまりにも当たり前のことで疑問に思っていないだけだろう。きっとこの本を通じて子供たちが地球のこと、森のこと、川のこと、海のこと、山のことを考えるきっかけになるだろう。
30年以上前になるが、学生時代に森林伐採、オゾン層破壊、地球温暖化などの環境問題についていろいろと調べた記憶がこの絵本を通じてよみがえってきた。スイッチを入れれば電気がつく、水道をひねれば水が出る、調理にはガスを当たり前に使える。その便利な生活は無償で享受できているのではない。
それから30年以上経った今、果たして地球にやさしい生活を送れているのかと自身の生活を振り返ってみた。買い物をした時には、袋や包装は断ってはいるが、「ま、いいか」と使い捨てのものを使っているし、ごみの分別もきちんとできているか疑わしい。子供たちが小学生のころ学校で「3R」というのを学習して、歌とともに覚えて帰ってきた。「reduce」「recycle」「reuse」だったか。調べてみるとそこに「refuse」「repair」を加えた「5R」もあるらしい。さて、大学生になり、それぞれ一人暮らしを始めた子供たちは実践できているのだろうか。
さて、子供たちに連絡をして「3R」を実践しているか確認してみよう。