ほんとうのたね

セナピジャー

ほんとうのたね

ひとつぶの 小さなたね
そのたねのまんなかに
「ほんとう」が生きている

ほんとうの、ほんとう
ほんとうのこころが、生きている

「ほんとう」をふりしぼる時、
透きとおったいのちの雫が生まれ
いのちがいのちを生きていく

日照りでくじけそうなひとつぶのたねのために
小さなサンタクロースが
いっしょうけんめい流した涙のつぶのように・・・

がんばあれ
まけないで
げんきになあれ

「ほんとう」のしずくは
ほんとうのこころを包んでくれる

がんばあれ 
げんきになあれ

つよくなあれ やさしくなあれ
ゆっくり ゆっくり 大きくなあれ

ここにいるみんな一人ひとりが 
ひとつぶのたね

きみの「ほんとう」を大事にすれば
いつか世界に
たったひとつのきみだけの花が咲く

光輝くきみだけの葉っぱが風にゆれ
そしてまた 世界にたったひとつの
ほんとうのたねが、生まれてくる

きみの「ほんとう」に力をこめて
手足いっぱい 伸ばしてごらん

ここにいるみんな一人ひとりが 
ひとつぶのたね

ほんとうのたねが 手をつなぎはじめたら
それはいつか、大きな、大きな、うつくしい森になる

一人ひとりが
ほんとうのいのちを生きる
ほんとうの森になる

ここにいるみんな一人ひとりが ひとつぶのたね

ほんとうの、ほんとう

ほんとうのたね
ほんとうのこころ
ずっとともに いつまでも・・・